はい、タイトルからわかる(読んでなかったらわからんと思います。)通り「壁」をとりあえず全部読み終えました。ちなみにこの「壁」は昔のぎやまの通ってる中学?のときの教科書に三章の赤い繭ってのが載ってました、当時読んだときにはまったく何のこっちゃって感じで意味があまりわからなかったのですけど、今もあんまりわかりません。
それにしてもこの安部公房って人はすごいね、きっと頭の中に宇宙があってそこに地球がありそこから自分の世界を眺めて小説を書いてるような物語を書いている感じがしました。
一人の男が名前をなくす、そして自分がいるはずの場所には名刺が働いていて好きな女はマネキンになる・・・・。しかも名前をなくした男はこの世に居場所が無くなる、居場所がなくなった人間は犯罪者か狂人である。
それだけでは飽き足らず目から景色や色々空っぽの胸に吸い込む、そのなかにひとりでに育つ大きな壁が育ち最後は自分になる、あらましを書いても何を書いてるかさっぱりですは、この物語は虚構なのか現実なのかもぅ色々考えながら読みましたけどなんかもぅとりあえず読んでみてください。とりあえずすごいっすわ。
同時掲載されている二章バベルの塔(とらぬ狸です。)はまたまったく別の作品で、これもまたすごい話にしあがってます。三章赤い繭は短編がたくさん載ってるんですが、そのなかでも「洪水」、「魔法のチョーク」が面白かったです、てかね、「洪水」は人間がまぁ液化する話なんですけどね、人間が液化してそれで大洪水が起こって大変なことになるってなかなかそんな創造一般人はできません。ノアの方舟もしずむっちゅう話ですわ。
まぁ以上のように語りだしたらキリが無いほどの小説でした、安いし皆さんぜひ一度お試しあれ。
あ、あと今日はうちの子がささえやんでも一人でちょっと長い時間すわることに成功しました!今まであんまりちゃんと更新してなかったんで今回は息子の写真も載せて起きます。
なんか満足げ↑