ついに箱男を全部読んだんですが、これはおそらく名作ですね、おそらくってのは僕の読解能力では一度読んだだけではこの本の意図をすべて把握することがまだできていないと思われるからである。
しかもなにか色々考えるところもありますけど、まぁなんせ箱をかぶった男の話です、箱をかぶった男の話を箱をかぶった主人公が箱の中で書きます。僕の予想としてはまぁこの本の中で色々街の中で起こったことや病院にいったことを書かれていますが、実はすべて箱の中での想像、というより箱の中の落書きではなかったのかとも思われましたね。
贋の箱男、その前で裸になる箱男、そうなるともぅ物語を書いているのは箱男ではなくなり贋の箱男となるのか?それともその裸になった箱男も最初の箱男の落書きなのかとか色々考えていくと、やはり物語りはすべて箱の中の落書きなんでしょうね。
まぁあとは覗いたり覗かれたりって感じの話がかかれていますね、この本のやられた感があるところは、いつの間にかこの話自体がメモにかかれたことって言うのを途中忘れて実際起こってることと混同してきてされにわからなくなってしまうところがなんか阿部公房にしてやられた感じがしました。
とりあえずまだまだ読み応えがありそうなのでまた後の日に読み返してみようと思います。とりあえずかなり楽しめたことは確実ですね、余談ですけど京極夏彦さんの「魍魎の匣(ハコ)」をすこし思い出してしまいました、箱ってやつはいろんな人がひきつけられる独自の空間なんですねぇ。
今回ちょっと長くなるんですけど、うちの息子が今日始めて寝返りしました!「転がった」んです!書くの明日にしようかなぁとも思ったんですけどやっぱりちゃんと寝返った日に書いてやらにゃぁねぇ。
↑テレビのリモコンをゲットしようとしてごろりと転がる息子、下敷きの腕はまだ抜けませんけど・・・。